第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

11/17(水)奈良学園小学校5年生と被爆者 梶本淑子さんのオンライン交流会をコーディネートしました

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明星大学 人間社会学部 3年の井上兼慎です。
2021年11月17日(水)、奈良学園小学校 5年生と、被爆者 梶本淑子さんをオンラインでつなぎ、梶本さんにインタビューを行うオンライン交流会に参加しました。

奈良学園小学校の皆さんとは、今年の7月にもオンライン平和学習で一緒に平和公園を巡りました。
(参照⇒https://tsuguten.com/activity_report/20210716/

その時は、秋に広島に来る前の事前学習と伺っていましたが、残念ながら新型コロナウィルスの影響で修学旅行は中止となってしまったそうです。
どうしても被爆者と児童をつなげる機会をつくりたい、という先生たちの想いから、今回のオンライン交流会の企画が生まれました。

今回、継ぐ展は、インタビュー形式でお話を伺うための事前のワークショップ方法の共有や、被爆者の梶本さんをおつなぎするコーディネーターとして携わらせていただきました。

皆さんは、梶本さんのお話を動画で予習して、そこから梶本さんに聞きたい「問い」を10個考え、画面越しから質問をされました。
事前学習をしっかりした後ということもあり、深い質問ばかりでした。
梶本さんも真剣に向き合っていらっしゃいました。

「自分が死ぬかもしれないそんな状況の中でも、友達を助けることができたのはなぜですか。」という質問に対して、
「友達を放っておいてはいけない、死ぬなら一緒に死ぬし、生きるなら一緒に生きる。という思いで友達を助けた。」と答えられたのが印象に残っています。

また、会の終わりに「今、皆さんは幸せな時代を生きている。毎日毎日を大切に過ごしてほしい。」と梶本さんが伝えた言葉も、心に響きました。
自分を含め、若い世代の人たちが、これから一緒になって二度と同じような悲劇を繰り返さないように考えていき、行動することが大切だと思います。

奈良学園小学校の先生方、5年生の皆さん、ありがとうございました。

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