第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

11/20(土)桑名市立陵成中学校3年生206名に向けてオンライン平和学習を行いました

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継ぐ展スタッフの明星大学3年生井上兼慎です。

2021年11月20日(土)に、三重県にある桑名市立陵成中学校 3年生206名に向けたオンライン平和学習を行いました。

当日は、各教室にいる生徒さん、別教室で司会進行をしてくださった生徒さんとzoomで繋ぎ、平和記念公園の中をガイドの西村宏子さんとご案内しました。

ツアーでは、原爆ドームや原爆死没者慰霊碑をはじめ、韓国人原爆犠牲者慰霊碑にも訪れて、日本人以外にも原爆の被害に遭った人がいることを説明しました。
また、原爆の子の像のチェックポイントでは、学生さんたちが作ってくださった千羽鶴を代理で献納しました。

広島二中の一年生321人が亡くなられた記録「いしぶみ」に関わる「広島二中原爆慰霊碑」は、
事前の打ち合わせで、先生から「教科書で学んだ場所なのでぜひ」とリクエストを頂いていた場所でした。
ガイドの西村さんは、慰霊碑に刻まれている名前を指さしながら、一人ひとりに様々なエピソードがあったことを丁寧に解説されていました。

この平和学習を通して、広島や、平和記念公園の雰囲気が少しでも生徒さんに伝わっていたら良いなと思います。
そしてぜひ、実際に広島に来ていただきたいと思いました。

生徒の皆さん、事前の打ち合わせから当日の準備までをしてくださった先生方、ありがとうございました。

最後に、平和学習の後に頂いた感想の一部をご紹介します。

「小学校の時に平和学習をしたり、家で色々調べたりしたことがあって知っているつもりだったけど、話を聞いてみて知らない話が多くて、自分はまだ何も知らなかったんだなと感じた。
それぞれの建物の意味やストーリーを西村さんが丁寧に話してくれたおかげで、知っていたことも、さらに詳しく知ることが出来てよかった。話を聞いていくうちに、もっといろんなことが知りたいと思ったし、広島に行きたいと思った。」

「僕は、平和学習を通して平和の大切さ、戦争の悲惨さを再確認することが出来ました。話でもあったように『未来をつくるのはあなた達です』という言葉が心に響きました。」

「祖父母の家が長崎だったり、実際に長崎で戦争を体験していた祖母がいるけど、(自分は)平和記念公園も一度も行ったことがないし、話も聞いたことがないので、次に会うときは話を聞いたり、実際に広島と長崎の平和記念公園に行って自分の目で確かめてみたいなと思いました。」

「今回のオンラインも色々なことを目で見て、音で感じることが出来ましたが、やはり実際に自分の目で、肌で、感じたいと思いました。私は必ず広島へ訪れたいと思います。そして、この出来事を正しく理解し、心にとどめて、次の世代にしっかり引き継いでいけるような人になりたいと思います。」

「私は原爆が投下された当時、そもそも生まれていなかったし、被爆者でもないし、身近に被爆者の方がいるわけでもないから、正直、原爆投下のことはあまり詳しく知らなかったけど、この時間を通して改めて原爆の悲惨さや平和の大切さを知れてよかったです。
世界を平和にしていくためには、一人ひとりの協力が必要だからこそ、もう一度考えてみようと思います。
口では簡単に言えるけど、行動に移すことは難しいから、難しいことをしようと思わず、身近にある簡単なことから始めていきたいです。また、今回の授業だけに限らず、日ごろから平和について考えることが大切だなと思いました。」

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