第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

7/16(金)奈良学園小学校 5年生、6年生に向けたオンライン平和学習を行いました

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オンライン平和学習

2021年7月16日(金)奈良学園小学校 5年生、6年生109名に向けたオンライン平和学習を行いました。

秋に行われる修学旅行の事前学習として、平和公園の各スポットをクイズ形式で巡る1時間のツアーです。

ガイドは、前回のオンライン修学旅行でお世話になったピースボランティアガイドの西村宏子(にしむらひろこ)さん。
継ぐ展スタッフは、継ぐ展代表の久保田涼子(くぼたりょうこ)と、富永幸葵(とみながゆうき)、ZOOM遠隔操作の鴨志田京子(かもしだきょうこ)3名が参加しました。
富永さんは、今年の4月にお亡くなりになった被爆者の岡田恵美子さんのお孫さんです。
岡田さんがいつも被爆証言の際につけていたペンダントを身につけて参加されました。

奈良学園小学校では、今回の事前学習までに、映画「この世界の片隅に」を鑑賞されたり、国語で「たずねびと」を学ばれたりして、準備をされてきました。

生徒さんは、事前にお渡しした継ぐ展オリジナルワークシートを使い、平和公園内の10か所のクイズの答えを赤、青、黄色の紙を上げて解答していきました。

オンライン学習が終わった後は、オンラインとうろう流しに想いを込めて気持ちを流していただきました。

オンライン学習後に届いた感想の一部をご紹介します。

「広島バーチャルツアーで、知りたかった平和の時計塔や原爆ドームのことについて教えてもらいました。クイズを通して時計塔が鳴る時間は原爆が投下された時間だということや、原爆ドームは病院の上に落とされたことなど、より深く教えてもらいました。落とされた原爆が今も約14000発ほど残っているので、1発で広島がほろびるような爆弾が14000発もあるから、どうやったら核兵器をなくせるのか、私も考えてみたいと思いました。」

「今日の広島バーチャルツアーを通して、広島ではたくさんの平和への活動が行われていることを知りました。そして自分たちにできることは、まず戦争を「知る」ことだと気がつきました。戦争を知るということは、次に伝えていくということにもつながると思います。どの平和活動も平和への誓い。メッセージがこめられていて、私も参加してみたいなと思いました。
私が一番印象に残っているのは「原爆死没者慰霊碑」にある“私たちは過ちをくりかえしません”という言葉です。なぜなら「私たち」という中には自分も含まれていて、一人一人の意識が大切だということを改めて感じさせられたからです。もし、広島に行ったら、今日伺った話を思い出しながら、一つ一つの場所を見たいです。
私は、戦争はしてはいけないということ、平和が大切だということを分かっていながら行動が起こせていないので、灯籠流しに来年も参加したいです。そして平和への思いを発信したいです。」

「広島に行っていないけど、バーチャルでZOOMで広島のことを学べてよかったと思いました。広島にある、平和資料館にはどのようなものが展示されているのか、サダコさんのように原爆の後で亡くなった人は何人いるのか。この2つを知りたいと思います。また、展示を見てみたいです。亡くなった人たちが安心して眠れるように、生きている人で平和を守っていきたいです。」

「安心して眠ってください、もう私達は、あやまちを繰り返しません。と書いてあるの私達の意味は、自分だけでなく、他の人だけではなく、色々な人が協力しなければ平和が無いということを言っているのだと思った。」

今年の3月から先生と何度もお打合せをして、当日までの流れや企画を考えていけたことは、継ぐ展としても大変良い経験でした。今後もこのような輪が広がっていければと考えています。

当日は、共同新聞社、中国新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社、RCCテレビ、NHK広島放送局、広島ホームテレビ 7社の取材がありました。

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