第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

広島ボランティアスタッフたちの継ぐ展に携わった感想です

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広島ボランティアスタッフたちの継ぐ展に携わった感想です。

 

東京在住 ボランティアスタッフ 中山 美嶺(22)

携わらせていただいていた継ぐ展のボランティアスタッフとして8月6日を広島の平和記念公園で過ごさせていただきました。
想像とは違い、思った以上に様々な人の思いが集まり、錯綜していることを感じました。
自分で赴かないと分からない、感じられないことが多くあることを再確認した日となりました。

今を生きている私たちが享受している様々なものは、おじいちゃん、おばあちゃん、先祖の方々がその時代を生き抜き繋いでくれたから。
戦時中を生きていた人も私たちと同じように、大切な人がいて夢があって、
ただ戦争が起こっている時に生きていたと言うだけで私たちと変わらない名前のある一人の人。戦時中のことを考えるとあまりにその現実が今を取り巻く環境とかけ離れているし現実にあった出来事とは捉えたくないからどこか距離を感じてしまう。
日本は今、第二次世界大戦後から戦争はしていないけれど世界には紛争している所があって、傷ついている人がいる。紛争でなくても人が当たり前に享受すべき権利がなかったり助けを必要としている人がいる。
国内にだって色々な問題があり、いろんな環境の人がいる。

この灯篭に込められたたくさんの想いのように純粋に誰かの幸せを願う気持ちが世界中の人々の心に届きますように。
そして今起きている日本を含む世界の出来事に思いを馳せ、行動する人が一人でも増えますように。未来に繋げていけますように。

嬉しい出会いと心からの感謝とともに
小さな選択の積み重ねが未来をつくりあげていくことを肝に銘じて

 

広島大学 総合科学部総合科学科 2年 藤岡香穂里

私はずっと「ボランティア」という言葉に抵抗がありました。
しかし、今回継ぐ展のホームページを見て、ボランティアとして参加したいと思いました。
教える側と教わる側、与える側と与えられる側、でも考える力ってみんな持っていて、かっちり決める必要ってないのかもしれません。
たくさんの人を見て、話して、私は先入観や決めつけで、自ら見えなくしてしまっているものがあることに気づきました。
共に考えると気づきが多いと感じました。

 

広島大学 大学院教育学研究科 M1 馬達

1ヶ月前、「もみじ」で初めてこのボランティアを知った時、まだ何ができるのか、留学生という立場で他の方々とうまく交流できるのか、少し心配していました。
しかし、現場に着くと、不思議と順調に進みました!
自分にとって、このような活動を参加するのは、一つのチャレンジでした。
実際に参加すると、ただ楽しかったと感じたばかりではなく、新しい友達ができた嬉しさと、「平和」という言葉への理解が深くなりました。
被爆者の川本さんのお話を伺い、8月6日に平和記念公園で見て、聞いて、今までにない感じができたと思います。
それは「平和の祈り」です。
これは、自分なりの「継ぐ展」に対する理解です。
戦争の経験者だけではなく、自分たちも、10年、100年後も平和を守ろう、ということを継いで伝承できたら、と思っています。

 

広島大学 文学部 1年 吉原 光

継ぐ展に参加して、戦争を体験していない私たちがどれだけ平和の大切さ広島で起こった出来事を伝え続けていけるかがとても大切なことがよく分かりました。
沢山の人が平和記念公園にきて平和を祈っているのにまだまだ世界中が平和になるには程遠くて、それでもこんなに平和を願ってくれている人たちがいて、とても力強い仲間たちだと感じました。
継ぐ展を通して、たくさんの考える機会を与えてもらえたのではないかと思います。
来年もぜひ参加したいと思います!
貴重な体験ができて本当によかったです!

 

広島大学教育学部 第三類(言語文化教育系)日本語教育系コース4年 小川歩美

今年も、8月6日の企画展のお手伝いをしてきました。
驚いたのは、外国の方が例年よりもたくさん見に来られたということです!
企画展のバーチャルのとうろう流し https://tsuguten.com/message/
で国外国内の色んな人のメッセージを見れることは私にとってすごく意味があると思います。
大学で色んな国の人と知り合いになりました。
日本だけじゃなくてどこの国も平和であってほしいと思いましたし、こんなふうに国籍を超えて友達になれる世の中に生まれた幸せ、そういう世の中を作ってくれた人への感謝を感じました。

I joined to peace exhibition as a volunteer.
It surprised me that many people from abroad come to Peace Memorial Park and our exhibition.
Through university life, I had many friends around the world. so I hope real world peace.
It is very meaningful for me to see messages from them on floating-lantern application(https://tsuguten.com/message/)
I thank for living in this times we can make friends over the border,and thank for people made peace.

 

広島大学 法学部 3年 直井 美紗希

今回のイベントは自分より若い子供達が参加していて、今後もこういった形で自分も含めた若い世代に伝わるといいなと思いました。そして、私もそこに携わっていきたいと思いました。
被爆者のインタビュー記事を見たり、久保田さんのお話を聞いたりして、改めて原爆についてまだまだ知らないことが多いと思ったので、単純にもっと知りたい、学びたいと思いました。
残っているデータなどはもちろんですが、実際の証言から分かることの方が多いと思うので、そういった意味でも来年はもっと参加していきたいです。
継ぐ展の後、地元で開催されていた原爆資料の展示会に行きました。やはりまだまだ知らないことだらけで、戦争が起こった原因や、日本の安全保障など色々と考えさせられました。これからも積極的に行動していきたいと思います。

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