活動報告Report
ヒロシマの記憶を継ぐひとインタビュー 第1章 「受け」継ぐ
/ お知らせ
今、ヒロシマを語り継いでいる人たちは何を想い、何を伝えようとしているのでしょうか。
アメリカなど各国で講演をされ、被爆体験伝承者第一期生でもある平野さん。
活動を始めたきっかけや、海外で体験されたことなどを伺いました。
Q.平野さんは、海外に向けてヒロシマを伝える活動をされていらっしゃいますが、どんな経緯ではじめられたのでしょうか?
A.私は10年間、海外の人たちに向けて日本語教師を行っていました。
そして、SGGという善意通訳組織のボランティアガイドとしても、来広する外国人観光客を宮島などに案内していました。
(注:Systematized Goodwill Guides外国人旅行者が言語障壁をこえて訪日旅行を楽しめるよう、日本政府観光局が実施している外国人旅行者の接遇の向上を図る「小さな親切運動」)
この時は、一般的な観光案内です。
ただ、広島を訪れる外国の観光客の方々は原爆に関心を持つ方が多かったので、あとから資料を送ったりして、自分も勉強をはじめました。
「平和活動」に携わる、というよりも、広島に住んでいるものとして、原爆のことを伝えて、核廃絶という私なりの想いを地道に訴えていければと思ったのです。