第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

2022年3月21日(月)「子ども親善大使 Hiroshima Ministar」のみなさんと、被爆者 中川敬子さんのお話を伺いました

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継ぐ展スタッフの小川歩美です。

2022年3月21日(月)、被爆者の中川敬子(ながかわ けいこ)さんをゲストスピーカーにお迎えし、被爆体験についてお話を伺いました。

当日は、小学2年生~高校2年生までの「子ども親善大使 Hiroshima Ministar」(http://hm-star.com/)22名と、オンラインで愛媛大学の学生1名、明星大学の学生2名が参加しました。

中川さんは9歳のときに被爆されました。ミニスターのみなさんは、被爆当時、同じ子どもだった中川さんのお話を真剣な表情で聞いていました。

休憩をはさんだ後は、先月行った事前学習の際に、子供たちが考えた「問い」を中川さんに質問しました。(事前学習の様子:https://tsuguten.com/activity_report/activity_report-5542/

質問は、生活に関することから考え方まで、さまざまな内容でした。
「戦前の(子どもの)遊びは?」
「戦前~戦時中の食事は?」
「当時の人に『戦争って何ですか?』と聞いたら、どのように答えていましたか?(当時の人々は戦争をどのように認識していた?)」
「戦うことを肯定する教育への抵抗はありましたか?」
「今の日本は平和だと思いますか?」

戦争や軍事教育は普通だと思っていた。と、答えた中川さんの言葉を聞いて、戦争はある日突然起こるものではなく、普通だったことがだんだんと普通ではなくなり、いつの間にか異常な状態が普通になって、自分も周りの人たちも徐々に変わっていく…そうやって起こるものなんだ、と改めて気づかされました。

中川さんが、ウクライナとロシアの話に少し触れたとき、「知っている!」と大きくうなずいていたミニスターのみなさん。

毎日のように戦争のニュースが流れている今、いつもよりもっと身近に中川さんのお話が感じられたのではないでしょうか。

中川敬子さん、Hiroshima Ministarのみなさん、ありがとうございました。

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