第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

8/7 継ぐ展町田会場3日目レポート

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継ぐ展町田会場スタッフの横川です。
本日は大学生5名と中学生2名、社会人スタッフ9名の計16名が参加しました。
テレビ放送の影響もあり、8月7日の来場者は161名の方々にお越し頂きました。
また、相模原町田経済新聞の取材がありました。

7階のホールでは、午前と午後2回の映画上映と、シンポジウム「戦争体験の継承とは- わたしの「 」継ぐ-」が行われました。
シンポジウムでは、明星大学准教授の竹峰誠一郎さんが司会進行を行い、企画展にボランティアとして参加した明星大学の学生や、継ぐ展代表などを交え、若い世代が戦争体験の継承について意見や体験を共有しました。

「小さい時から歴史には興味があり、本をたくさん読んでいましたが、実際の戦争体験者から聞いた話は自分が思い描いていたものと全く違っていた。」

「原爆が落ちた場所も知らない、戦争についてもよくわからないという子どもと向き合い、戦争体験をしていない自分がどのように子どもに伝えていけばいいのだろうと考えさせられた。」

「小学校高学年の子は学校の勉強で既に戦争や原爆については学んでいたようでした。でも、根本的な8月6日は何の日かを知らなくて、びっくりしました。知っているだろうと思わずに、いろんな問いを投げかけていくことが大切だと思った。」

「唐突に子どもから「何で戦争をするの?」と聞かれた時、すぐ答えられなかった。自分なりの答えで返したけど、子どもは腑に落ちていない様子だった。当初は自分が子どもに教えるんだと思っていたけど、逆に子どもから教えられた気がした。家に帰った後ももやもやしていた。」

「僕たちが経験したことを他の人と共有していくことが、ひとつの継承につながると思った。」

といった企画展を通しての感想や意見が飛び交いました。

来場者からは
「若者たちがしっかりと意見や気持ちを持って関わっていることに感激した。」
「この間広島に行ったとき、きれいな街になっていた。原爆の傷跡や記憶はどんどんなくなっていくから、こういった企画をしてくれて若者が継承している姿が本当に嬉しいです。」といった感想を頂きました。

昨日来場者だった方がスタッフとして参加し、今日は中学1年生の女の子がスタッフデビューをしました。
企画展の中で幅広い世代が対話をして向き合い、深め合ってそれぞれの継承を考える場所になっているように感じます。

継ぐ展の会期はあと2日です。
ぜひ足をお運びください。

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