活動報告Report
【活動報告】三重県四日市市立羽津中学校3年生とオンラインで平和学習を行いました
2025年12月18日(木)13:30〜14:30の1時間、広島・平和記念公園と三重県をオンラインでつなぎ、三重県四日市市立羽津中学校3年生を対象としたオンライン平和学習を実施しました。
当日は、被爆体験伝承者であり、ピースボランティアとしても活動されている西村宏子さんをガイドに迎え、現地・平和記念公園からのライブ配信形式で学習を行いました。
冒頭では、継ぐ展代表の久保田より、
・自身が平和活動に取り組むきっかけとなった出来事
・ガイドを務める西村宏子さんの紹介
・なぜ今、平和学習を行う必要があるのか
・今回のオンライン平和学習が持つ意味
について、スライドでお話をしました。






その後、西村さんによる案内のもと、平和記念公園内にある10のピーススポットを巡りました。
各スポットでは、当時の出来事や背景についての解説と、生徒が主体的に考えられるようクイズ形式での問いかけも行われました。
終盤の質疑応答では、生徒たちから
「平和の時計塔はなぜひねられた形をしているのですか?」
「平和の鐘に描かれている原子力マークの意味と形は何ですか?」
「原爆ドームは今後も壊れずにあり続けるのですか?」
といった、質問が寄せられました。
最後に西村さんからは、
「平和は誰かが作るものではなく、私たち皆でつくっていくものだと思います。
皆さんがいらっしゃる三重県四日市市でも、原爆の模擬爆弾が落とされて、亡くなられた方がいらっしゃいます。
お互いの地域の歴史を学び、理解を深めていくことは大切ですし、一緒に考えていきましょう。」
というメッセージを頂きました。
生徒さんからの感想を一部ご紹介します。
「広島で原爆が投下されたことについて英語や国語でも学んできたけれど、やっぱりどこか他人事のように感じていたので、オンラインで広島をつないで原爆ドームや供養塔を見て広島の人や被爆者と関わりのある人だけでなく、同じ地球、それも日本にいる私たちが平和について考えなくてはならないと感じました。」
「今日の映像でその建物の持っている意味、歴史、思いなど くわしく知ることができました。でも、やっぱり実際に行ってみて、生で味わってみないと分からないということも少なからずあると思ったので、実際にその場に行ってみたいという思いがより強くなりました。」
継ぐ展では、今後も次世代へと記憶と学びをつないでいく取り組みを続けてまいります。
三重県四日市市立羽津中学校3年生の皆さん、ありがとうございました。