第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動報告】啓明学園 初等学校の6年生40名に向けて平和学習(2回目)を行いました

/

2025年9月8日(月)、東京都拝島にある啓明学園 初等学校6年生約40名を対象に、継ぐ展代表 久保田が修学旅行前の 平和学習(第2回)を実施しました。

今年7月に行われた第1回の授業では、「なぜ平和学習をするのか?」というテーマで子どもたちと対話を重ねながら考えを深めました
今回は、前回の交流を経て児童との距離も縮まり、より主体的で活発な学びが見られました。

◆ 活動の流れ

① 夏休みの調べ学習の共有(13:10〜13:30)
夏休みの宿題として取り組んだ「広島の原爆に関する基礎知識の調べ学習」について、ランダムに選んだ4名の児童から印象に残った内容を発表していただきました。

  • 「戦時中の子どもたちは学校に行けず、工場で働いていたことを知り、今の自分の環境がどれほど恵まれているかを感じた」
  • 「戦争で親を亡くした子どもたちが施設に入れられ、原爆孤児になったという話に衝撃を受けた」
    など、多様な視点からの感想が共有されました。

② 修学旅行で訪れるピーススポットの調べ学習(13:30〜14:00)
10月の修学旅行に向け、児童たちは5グループに分かれ、「広島平和記念公園内のピーススポット」について調べました。

調査対象となった5つのスポットは以下の通りです:

  • 原爆ドーム
  • 平和の灯
  • 広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)
  • 原爆の子の像
  • 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

③ 発表・解説・宿題の説明(14:10〜14:35)

  • 14:10〜14:25(15分)
    各グループが、自分たちで調べたピーススポットについて発表を行い、久保田が補足説明を行いました。
  • 14:25〜14:35(10分)
    久保田から、広島平和記念公園周辺にあるその他のピーススポット(10箇所)についての解説を行いました。
    その後、修学旅行当日にどのスポットを訪れたいかをグループで検討、ルートを決めるという宿題を出しました。

◆ 今後の予定

次回は実際に広島を訪問し、児童たちがプランニングしたコースに沿って現地での平和学習を行います。


◆ 児童の様子と学びの広がり

海外にルーツを持つ児童も多く、さまざまな視点から物事を捉え、積極的に議論する姿が見られました。

子どもたちとの対話を通じて、私達も多くの気づきを得ることができました。
改めて、啓明学園の皆さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

活動報告トップへ戻る