第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動レポート】20代の社会人の方々に向けてワークショップを行いました

/

2025年7月21日(月)、大学生協をきっかけにつながり、卒業後も定期的に学びを続けている20代の社会人10名の方々に向けて、ワークショップを行いました。

3日間にわたり平和記念資料館の見学や被爆体験伝承講話を通じて学びを深めた後、最終日のプログラムとして「これまでの学びを振り返り、平和の継承について考える時間」を設ける位置づけとして、今回お声がけをいただきました。

当日は朝10時に集合し、ひろしまゲートパークにある「Pride of Hiroshima展」を見学。
広島の復興の歩みについて、映像を通して学びました。

その後、会場を商工会議所の port.cloud に移し、11時から13時半までのワークショップを実施しました。

ワークショップでは「継ぐ展」代表の久保田が、自身の経験を交えつつ、ゲームやクイズを取り入れながら「自分にできる身近な平和へのアクション」について一緒に考えました。

参加者は3チームに分かれて、意見を付箋に書き出し、グループで話し合いながら考えをまとめていきました。
「人と街をもっと好きになる」「怒りをコントロールする」「おじいちゃんおばあちゃんと話してみる」など、さまざまな視点が出てきました。

質疑応答では、「AIによる被爆証言の継承など、テクノロジーを使った伝え方についてどう思うか?」という質問がありました。

それに対して久保田は以下のように答えました。
「人と直接会って話すことで生まれる感情の動きや、五感を使った体験は、人と人が向き合うからこそ得られるものだと思います。
ただ、最近のテクノロジーの進化はめざましく、触覚や嗅覚も含めて現実と同じように再現できるようになれば、伝えられる可能性は広がるかもしれません。テクノロジーはあくまで手段なので、“何を伝えたいのか”という根底にある部分がとても大切だと考えています。」

終了後も参加者の皆さんと和やかに交流することができ、充実した時間となりました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

活動報告トップへ戻る