第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動報告】平和文化月間中の「ピーズパズル体験ツアー(子どもたちの軌跡ルート)」を行いました。

/

11月は広島市が定める平和文化月間です。
継ぐ展は、一般社団法人Hello Hiroshimaと共にデジタルスタンプラリー「ピースパズル」の開発と体験ツアーの実施に携わっています。

最終日の11月30日は、広島城から広島平和記念公園までを歩いて、戦中・戦後の子どもたちのストーリーを知る「子どもたちの軌跡ルート」の体験ツアーを実施しました。
このルートを開発したNPO法人PCV(Peace Culture Village)の楢崎さんが、広島や呉から参加された男女5名をご案内しました。

午前11時「中国軍管区司令部 防空作戦室 原爆被災説明板」に集合してスタート。
当時14歳だった岡ヨシエさんが軍事専用電話を使って原爆投下の第一報を伝えたエピソードをご紹介しました。
岡さんが原爆の威力で気絶した後に這い出て見た景色を想像しながら、現在の景色と当時の白黒写真を見比べていただきました。

その後、2024年に完成した大規模サッカースタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA」の横を通り、「旧陸軍施設遺構展示」を経て、戦後バラックが立ち並んでいた川沿いを歩きながら広島平和記念公園を目指しました。

爆心地から最も近い被爆樹木であるシダレヤナギでは、「Q.爆心地から約2km以内で被爆した被爆樹木はいくつある?」というクイズが出題されました。
答えを知った参加者からは、「広島にこんなに多くの被爆樹木があるなんて知らなかった。普段は意識せずに生活していた。」という感想がありました。

今回が最終日なので、特別に訪れた広島商工会議所9階のport.cloudでは、被爆者のパネル展示や平和記念公園を一望できる景色をご覧いただきました。
平和記念資料館から原爆ドームまで一直線に続く「平和の軸線」について「はじめて知った!」という声も多く上がりました。

レストハウスに立ち寄り、折り鶴を折る時間では、家族の被爆体験について語る参加者の姿も見られました。

今回のツアーに参加された方から頂いた感想をご紹介します。
「このピースパズルをより多くの方に知っていただき、参加してもらいたいと思いました。」
「次回は自分がこのツールを使って、子どもたちに伝える側にまわりたいです。」
「知らなかったことがたくさん学べて、とても有意義な時間を過ごせました。」
「来年は違うコースも参加したいと思います。」

本日のツアーをもちまして、平和文化月間中のピースパズル体験ツアーは終了です。
期間中は、年齢層が様々な約30名の方々にご参加いただきました。
今後も、このような機会を定期的に設けていきたいと考えています。
ご参加頂いた皆様、ツアーの実施にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

活動報告トップへ戻る