第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動報告】明石市大久保小学校206名に向けて「灯ろう作りワークショップ」を実施しました

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継ぐ展スタッフの小島千絵です。
2024年9月12日(木)、18:00-19:00に、明石市立大久保小学校の6年生206名を対象に、「継ぐ展」代表の久保田涼子とゲストの福岡奈織さんによる灯ろう作りワークショップを行いました。

まず最初に、久保田が「自分が今ここに立っていられるのは、原爆で命を落とさなかった祖母がいたからだ」という話をし、アウシュビッツミュージアム館長の言葉、「君たちに戦争責任はない。でも、それを繰り返さない責任はある」を引用して、平和を自分ごととして考える大切さを伝えました。

その後、平和について考える行動の一つとして、灯ろう作りが行われました。
「広島の灯ろう流しは、原爆で命を落とした人々のために市民が手作りの灯ろうを川に流したことから始まった。」という説明があり、「みなさんも慰霊と平和への願いを込めて灯ろうを作ってみましょう」と呼びかけ、灯ろうキットが配られました。
小学生たちは、持参したペンやクレヨンを使い「戦争を繰り返さないためには?平和とはなにか?」というテーマに基づき、自分の言葉やイラストで一生懸命表現していました。

福岡奈織さんによる最後の講話では、「自分が出会った人やことを大切にし、それを次の人に伝える」という提言がありました。
「みなさんには、伝えたい人やことがありますか?」という質問に対して、子どもたちは元気に手を挙げ、「妹に話してあげたい」「勉強した原爆のことを伝えたい」といった声があがり、その日学んだ平和についての知識を次につなげようとする意欲が感じられました。

修学旅行前の事前学習では、調べ学習や映画鑑賞などを行ったというみなさん。
事前学習と、今日午前中に訪れた広島平和記念公園での学び、そして夜の灯ろう作りワークショップを通して、学んだことを自分の言葉で語ってくれた姿が印象的でした。

さまざまなかたちで歴史を学び、平和について考えたことを、次の世代へ伝えていってほしいと心から願っています。

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