第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動報告】ピーススポットを巡るデジタルスタンプラリー「ピースパズル」海外の方へモニターツアーを開催しました

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「ピースパズル(https://www.tsuguten.com/peacepuzzle/)」は、広島に来られる海外の方へ向けた新ルート開発を行っています。
共同開発者は、NPO法人PCV (https://peaceculturevillage.org/)の 山口さん、田中さん、楢崎さんです。

※スタンプ制作=消しゴムはんこ作家 津久井智子(https://tsukuitomoko.com/

春からプロジェクトをスタートし、改良を重ね、7月に試作品が完成しました。
8月4日〜6日の3日間は、原爆ドームから平和の門まで歩く無料のモニターツアーを行い、ゴール地点で手拭いをプレゼントしました。
以下は、ツアーに参加された方から頂いた声です。

■アメリカ人1名の感想

「本当に良かった!全部のクイズが学びだったし、すごく楽しかった!
特に印象に残っているのは、一緒に鶴を折ったことと平和の門をくぐりながらそれぞれの「平和」についての対話ができたこと!」

■シリアとアメリカからの留学生各1名の感想

「今まで2回平和公園に来て、ガイドも受けたことがあるけど、それでも新しく知ることがあって面白かった。
クイズは少し難しかったけど、楽しんでできた。海外と広島との繋がりを感じることができた。」

■フランス人のご家族6名の感想

「歴史の中でとても大きな意味を持つ広島に実際に足を運ぶことできて良かったと共に、ただ歩くだけでなく一緒に考えて対話をしながら過ごすことで本当に良い時間になった。」

「自分にとっての平和は人それぞれで、平和の門にも様々な言語で平和が書かれているように、1人1人が違った視点や考えを知り認めていくことが大切だと思った。」


家族みんなでクイズを真剣に考えて盛り上がっていました。「平和の鐘」に描かれた世界地図に興味を持たれており、自分の国のフランス、今いる日本を指さしていました。

慰霊碑の話をする際のベンチで、たくさんの質問を頂きました。

「被爆者はアメリカ人のことを憎んでいるの?」
「広島・日本では、原子爆弾の歴史をどんな風に学んでいるの?」
「原爆投下後に市民はいつ広島市内に戻ってきたの?」
といった様々な角度のものでした。

■オーストリア人2名の感想

「自分たちだけで回っていたら自分たちだけでは見過ごしてしまいそうなところも、ルートがあることで知ることができた。クイズはガイドがいたから答えられたものも多かったので、何度も回答できるということが最初からわかっていたら良かった。」

海外と広島とのつながりを感じられましたか?という問いに対しては、
「とても感じられた。韓国人をはじめ、海外出身の原爆犠牲者がいたことを知らなかったので、いい学びになった。」

■ドイツ人兄妹2名の感想

スマートフォンを使用したツアーであると説明すると、とても興味を持ってくださいました。
歴史は知らなければいけないことだという認識を持たれていて、私たちの説明もとても真剣に聞いてくれました。そして、クイズを楽しんでいた様子です。

原爆の子の像で折り鶴の話をすると、ぜひ折ってみたいとおっしゃったので、レストハウスで折りました。鶴が完成したときはとても感動した様子でした。
各スポットの説明やクイズの解説もしっかり読んでくださいました。
最後の手ぬぐいのプレゼントも喜んでくださいました。

今回一緒に公園を周ってくださった2人は、私たちと一緒に周ったことをとても嬉しく思っている様子でした。
ガイドとお客様、ではなく共に公園を歩き、平和とは何かについて考えるバディになれたのではないかと思います。

平和記念公園を訪れている方は、原爆や歴史について関心がある人が多いと思います。
ピースパズルは、自分たちのペースで公園を散策することができるため、観光客の方にとって便利なツールになると思いました。
ツアーを受けることができない人にも公園内の慰霊碑やスポットについて知っていただけるチャンスになると感じました。

ピースパズルが平和公園を訪れた人のバディとなれるように、アプリの改善に努めていきたいと思います。

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