第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動報告】2025年のオンライン灯ろう流しを行いました

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継ぐ展スタッフの岡茂です。
2025年8月6日(木)、広島に原爆が投下されてから80年という節目の日に、今年も「オンライン灯ろう流し( https://message.tsuguten.com/ )」を実施しました。

昨年に続き、元安川沿いの灯ろう流し会場にブースを設け、インターネットを通じて寄せられた平和への想いを投影しました。また、広島市内各所のディスプレイや、広島銀行、ホテルなどでも投影いただきました。※写真内 敬称略


2025年7月30日から8月9日までに寄せられたメッセージは2,452件。
国内外から、さまざまな言葉で投稿が寄せられました。

今年は、大学生を中心に、東京や埼玉など県外からの参加者も含め、全国から16名のボランティアが集まりました。
SNSでの配信や来場者への案内など、多方面からオンライン灯ろう流しの運営を支えてくださいました。
関西からは、桃山学院大学テック部の皆さんが来られ、昨年に続き、灯ろう流しのシステム開発と見守りでサポートをしてくださいました。

▶ SNS配信アーカイブ
・YouTube:https://www.youtube.com/live/KCtKNE210kE?si=vzIRLZJbGjNKFOpQ

今年は例年以上に多くの方が平和記念公園を訪れ、国内外から節目の年として注目されていることを実感しました。

ブースでは、灯ろうにメッセージを書き込む親子の姿が多く見られました。スタッフの一人からは、次のような感想が寄せられています。
「お母さんがお子さんに『平和へのメッセージには何を書くの?』と尋ねたところ、『お母さん大好き』と答えていました。家族の中では当たり前の会話かもしれませんが、この言葉を当たり前に聞けることが、本当に幸せだと感じた瞬間でした。」

他のスタッフからの感想です。
「戦後80年という節目の年に、これまでと比べて多くの来場者が集まったと感じました。今年もまた皆さんと一緒にまたオンライン灯ろう流しができてよかったです。」
「国を問わず、多くの方がこの取り組みに関心を持ち、参加してくださったことがとても嬉しく、自分自身がこの取り組みに参加できてとても光栄です。」

オンライン灯ろう流しは、開発を始めて今年で10年目を迎えました。
制作に携わる人々も、利用してくださる方々も、それぞれの「継ぐ」を考える場となるよう、今後も開発を続けてまいります。

▶ オンライン灯ろう流し Webサイト
・日本語版:https://message.tsuguten.com/
・English:https://message.tsuguten.com/en/

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