第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

【活動報告】「平和文化Cafe『平和を伝える』ってどんなこと?」を開催

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継ぐ展スタッフの小鍋です。
2025年2月16日(日)、広島平和記念資料館 会議室1にて、昨年に続き2回目となる「平和文化Cafe」が開催されました。

本イベントは、広島市と(公財)広島平和文化センターが主催し、一般社団法人 Hello Hiroshimaが運営、「継ぐ展」代表の久保田がファシリテーターを務めました。
ユースピースボランティアとして活動する高校生や大学生をはじめ、40代〜50代の方々、計42名が参加し、「平和を伝えるとはどういうことか?」をテーマにワークショップを実施しました。

はじめに、アイスブレイクとしてイラスト伝言ゲームを行い、伝える側と受け取る側の認識やイメージの違い、情報を正確に伝える難しさを参加者に体験していただきました。

その後、久保田より自身が平和活動に関わるようになったきっかけや、これまで各地で見聞きした「平和の伝え方」の違いについて、具体的な事例を交えて紹介しました。

「自分にできる平和へのアクション」をグループで考え、発表する時間では、「戦争や紛争を他人事ではなく、自分事として考える」「平和活動に参加する」「日本の政治を変える」といった多様な意見が出ました。会場では「へぇ〜そうなんだ!」「そのアイデアいいね!」といった声が上がり、知らなかったことを学び、自分にも伝えられることがあると気づく場面が多く見られました。

「ヒロシマを誰かに伝えるための問いをつくる」コーナーでは、「Q. 原爆の子の像を建立するための募金はどれくらい集まったでしょう?」「Q. 原爆を最初に作ろうとしたのはどの国?」といった、考えさせられるクイズがいくつも出されました。

「日常の延長線上で平和について話し合う」というイベントのコンセプトのもと、エプロンをつけたスタッフが運営するカフェのような和やかな雰囲気の会場で、6つのグループに分かれて活発な対話が行われました。

参加者からは、次のような感想が寄せられました。
「同世代の人と平和について考えることができて嬉しかったです。」
「自分の意見を持つことの重要性や、平和活動の意義について改めて考えることができ、学びの多い貴重な機会でした。」
「戦争体験を聞くことも大切ですが、それだけでなく、自分の考えをしっかり持つことも重要だと気づきました。今日のように気軽に話せる場がもっと増えてほしいです。」

戦後80年を迎える2025年。
「あなたが生きている社会について、どう思っていますか?」——これは、被爆者からの問いかけです。
その言葉を改めて胸に刻みながら、私自身も、今日のワークショップで生まれた「わたしにもできる平和へのアクション」を実践していきたいと思います。

皆さんも、ご家族やご友人と一緒に、「自分にできること」を考えてみませんか?

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