第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

8/6 継ぐ展町田会場2日目レポート

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継ぐ展町田会場スタッフの横川です。
本日は大学生5名と中学生1名、社会人スタッフ7名の計13名が参加しました。

広島の原爆投下から74年が経った8月6日の今日は247名の方々にお越し頂きました。
また、NHK首都圏ネットワークの取材がありました。

ご来場者の方の中には昨日放送されたラジオを聞いて来られた方も多く、中には山梨県や静岡県から来て下さった方もいらっしゃいました。

ホールで行われた芳晴さんのアオギリの絵本の読み聞かせは年齢を問わず人気で、真剣な眼差しで見つめる子ども達の様子が見られました。その後にチョークでアオギリの葉の絵を描くことで色々な事を考えるきっかけになったという声も聞こえました。

午後から開催された町田市在住の被爆者 神戸美和子さんの講演には椅子が足りないくらいたくさんの方々が神戸さんの体験に耳を傾けていました。

前日よりも更に多くの子どもが参加した夏休み自由研究サポート教室。
昨日に引き続き、個性豊かな作品がそろいました。

自由研究に取り組むお子さんを待つお母様が「せっかく来たんだから何か体験しないと。」と受付に来られ、消しゴムはんこを組み合わせてオリジナルバッグを作られる場面もありました。
先にバッグを作成していた方達と、広島や原爆をモチーフとしたはんこの意味について話していくうちに、初対面の方同士が打ち解けて対話をする継ぐ展らしい時間が生まれました。

 

展示をご覧になられた年配のお客様からは「自分の見たい物、知りたい事だけを受け取ることが出来るこの時代に、第三世代のあなた達がこういう取り組みをする事にとても意味があると思います。」というお言葉をいただきました。

また、お母さんと初めて継ぐ展に訪れてくれた高校三年生の女の子は展示を見て、来年ボランティアスタッフをしたいと自ら志願してくれました。
第三世代である私たちが次の世代の彼女に想いを継ぐ事が出来た瞬間だったと思います。

 

8/7 は自由研究サポート教室、ドキュメンタリー映画「南の島の大統領-沈みゆくモルディブ-」上映会などが開催されます。

16:30〜17:30にシンポジウム「戦争体験の継承とは-わたしの「」継ぐ−」では、第三世代である継ぐ展代表や、今回の企画展にボランティアとして参加している明星大学の学生と共に戦争体験の継承について考えるものとなっています。
戦争を知っている世代も知らない世代も、戦争体験についてより深く知り、考えるきっかけになったらと思っています。
是非皆さんでお越しください。

 

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