第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

中国新聞社藤村さんをお招きしてお話していただきました

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広島ボランティアスタッフの本末です。

夏休み自由研究サポート教室に向けてスタッフも学びに励んでいます。
7月7日、CLiP HIROSHIMAにて中国新聞社論説委員の藤村さんをお招きしてお話していただきました。

午後1時から、リニューアルして間もない平和記念資料館を見学しました。
従来に比べて絵の展示が際立って、より感性に訴えかけるような印象を受けました。

午後2時からは旧中島地区の遺構発掘調査現場を見学しました。
民家の跡だそうで、平和記念公園が繁華街だったことを改めて思い起こされます。
平和記念資料館の中にも発掘された遺構が展示されており、炭になったしゃもじを見て一同言葉を失いました。

午後3時からはCLiP HIROSHIMAに場所を移して、藤村さんにお話しいただきました。
自由研究サポート教室で使用する自由研究ツールの設問について、取材の経験も交えてレクチャーしていただきました。
初めて聞いたこと、もっと深く考えるべきこと。
様々なことを感じ、考えさせられた貴重な機会となりました。

当日は高校生6名、大学生2名を含む、13名が参加しました。
学生たちの感想を一部ご紹介いたします。

■高校生
記念資料館の方で、沢山の遺品や、手記などを見て原爆の威力の大きさ、8/6の悲惨さなどがとてもよく分かりました。
そして広島は、沢山の方々の努力のお陰で復興し、今平和を築けているんだなと思いました。とても良い経験になりました。
後日に今日の知識を生かし、来て下さった人に平和について教えたいと思います。

■高校生
今回のような場を設けてくださりありがとうございました。
自分は呉市に住んでいて原爆の深い情報まで触れたことがなかったので、とても収穫ある1日になりました。次回は自分から積極的に取り組みたいと思います

■高校生
話を聞いて戦争の悲惨さを感じることができ、戦争を二度と起こしてはならないと思った。

■高校生
「もうこんな思いを誰にもさせたくない」という被爆者の方たちの共通の思いに、私たちは出来る限り寄り添い、平和を実現させるための努力をする義務がある。
“自分だけが大切に出来る人”から目を背けないで、向き合い続けることが平和に繋がると思った。

■大学生
去年も継ぐ展に参加していたので、広島のこと原爆のことは知っていたつもりだったけど、改めて知らないことだらけだなと感じました。
藤村さんが仰っていた、平和とか原爆に対する自分なりの考え方を持つことが大切ということを胸に自分なりの平和観を持って今年の継ぐ展に取り組みたいと思います。

■大学生
世界情勢と絡めたお話や原爆症の訴訟のお話をきき、戦争、原爆はいまだ課題を残したままだと改めて分かりました。
特に印象に残ったお話は、日本政府・被爆者の方々の核兵器に対する思い、日本も原爆を造ろうとしていた話、核兵器の材料となるプルトニウムが45トンも日本にある話です。
被爆者の方々を中心に日本全体は核兵器廃絶に向かっていると勝手に思っていましたし、日本が原爆を造って加害者になる可能性もあったことは初めて知りました。そのため、今までとは別の視点から核兵器に対する日本の立場、自分自身の思い(核兵器を今後どうすべきかなど)を考えさせられました。

中国新聞社藤村さん、CLiP HIROSHIMAのスタッフの皆様、誠にありがとうございました。

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