私の実家は広島にあります。祖母は今年90歳の被爆者です。

2013年「父と暮せば」という原爆投下後の広島を舞台にした朗読劇で広島弁の指導をしました。
それは改めて8月6日と向き合い「広島出身の私だからこそ出来ることはなんだろう。」と考えるきっかけになりました。

"戦争を知らない世代が、記憶や想いを継いでいく"大切なことだとわかっていても、普段の生活の中ではなかなか意識が向きません。その間に、当時を生きてきた人たちの声は失われつつあります。

これからの平和教育とは？次世代に継ぐべきものとは？どんな意識で取り組むことなのでしょう。
現在ヒロシマを伝えている人たちは、何を想い、何を伝えようとしているのでしょう。

同郷・他県出身の仲間たちと共に立ち上げたこの企画展は、2年目の今年、神奈川・広島・東京の教育機関のご協力を得て制作されました。多くの方々のご支援に、深く感謝いたします。

この企画展を通じて、平和教育になじみのない人たち、特に若い世代が平和について考え、自分にとっての次世代に継ぐべき「何か」を探していただけたら幸いです。

代表　久保田涼子