第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

広島取材2回目 旧陸軍被服支廠で中西巌さんのお話を伺いました

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【広島取材2回目 旧陸軍被服支廠で中西巌さんのお話を伺いました】

◆2017年4月16日(日)

4月15日(土)広島で継ぐ展の取材が行われました。
普段は立ち入ることのできない、当時軍事服などの製造・保管をしていた広島陸軍被服支廠という倉庫を訪れ、
そこで被爆された中西巌さん(88歳:被爆当時15歳)よりお話をお聞きしました。

被爆者とは、ある意味では生き残った人々のことである。平和に暮らせていることが実に有難いことであると、
当時のありのままの記憶を伺った後でのこの言葉には、非常に深く考えさせられるものがありました。
どんなに心底では、こんなにも辛い過去は思い出したくもなければ話したくもない。そう思ったとしても、中西さんの中で「伝える」使命感はなくなることなく、
むしろ「伝える」ことだけでもせめてもの償いであると、決して当時のことを風化させることのないよう、現世に残し続けている懸命な姿に感動いたしました。

「記憶は消し去ることはできないが、乗り越えることはできる」
「原爆を考えることは人間を考えること」

中西さんは、原爆を通して、今の私たちに「生きることの大切さ」を深く強く教えてくれたように思います。

インタビューは後日、「広島の記憶を継ぐ人インタビュー http://tsuguten.sakura.ne.jp/interview/」としてホームページに掲載され、
会場でも全文を読むことができます。ぜひご覧ください

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