第三世代が考える ヒロシマ「」継ぐ展

活動報告Report

ヒロシマの記憶を継ぐひとインタビュー 第2章 「語り」継ぐ

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今、ヒロシマを語り継いでいる人たちは何を想い、何を伝えようとしているのでしょうか。
戦争を経験し、被爆された永田さん。
当時の被爆体験、爆心地周辺の状況、また体験談を記録に残したきっかけや今の想いを伺いました。

【Section 1 被爆時の状況】

Q. 永田さんが被爆された時の状況を教えていただけますか。

A. 私は旧制広島高等学校1年生で、広島市近郊の日新製鋼に学徒動員中でした。8月6日の早朝は、教官からの指示を受け当時の動員先の兵器廠(へいきしょう)に赴きました。

その後、自転車で自宅へ帰宅中に爆心地から約1.8kmの地点で被爆しました。
突然の爆風で目がくらみ、3~4m先の地面に叩き付けられ気を失いました。

気が付くと飛んできた瓦が頭部に当たり、数か所の裂傷で血だらけ。
左耳と首筋は大やけどをし、右足のくるぶし近くは大きな穴があいて、血を吹いていました。何が起きたのか判らないまま、煙と埃の渦巻く中を手で口をおおい、指の間で息をしながら自宅まで数百メートルを歩きました。

今にして思えば、熱傷、外傷等は負ったものの、被爆のわずか約15分前には爆心地を通過中でしたので、運命の偶然に救われたというほかありません。

永田さんのインタビュー全文はこちらから
http://tsuguten.sakura.ne.jp/interview_nagata/

 

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